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Rainbow / Bent Out Of Shape

Guita : Ritchie Blackmore
Vocal : Joe Lynn Turner
Bass : Roger Glover
Keyboard : Dave Ronsenthal
Drum : Chuck Bargi

＜Album Comment＞

すごくまとまりがあるアルバムです。捨て曲がほとんどありません。Deep Purple のときのように独特の緊張感を感じることができて、そして Rainbow っぽいポップ路線をしています。全体的な雰囲気はDio の頃のような様式美路線ではありませんが、緊張感や各々のテクニックの高さはすごいです。

このアルバムもかなりアメリカを意識した曲が多く感じます。それでも、すばらしいできです。唯一気に入らないところは、インストナンバーがつまらないところです。もう少し Ritchie が弾きまくってほしかった。

＜Song Comment＞

Stranded

イントロかなく、いきなりメロディが始まります。一曲目にふさわしくすごくかっこいい曲です。ギターのリフがすごく良く、メロディと上手く絡んでいてます。Joe が非常にパワフルに歌っています。特にサビは顕著に出ています。ノリのいい曲ですが、それ以上にメロディがすごくすばらしいです。

Can't Let You Go

印象的なキーボードから始まる曲です。すごく不思議な雰囲気を持っています。Ritchie も重たいリフを弾いていて、ゆったりしたメロディにメリハリをつけています。Joe の表現能力にも驚かされます。普通のポップスになりそうだけど、説得力をもたせています。

Fool For The Night

完全にポップです。はっきりいって、好き嫌いがはっきりでそう。サビでもコーラスを分厚くしたり、キーボードを使ってさらにポップに走っています。この曲では Ritchie はリラックスして弾いているように感じます。ソロもそんなに長くなくて、あくまでもヴォーカル重視です。テンポも乗りのいい 8 ビートです。

Fire Dance

イントロからすごく Ritchie しています。Ritchie とDave でばしばしハモっていて非常にクラシカルです。曲の方もイントロのリフを効果的に使っています。ソロもクラシカルなフレーズがばしばしでてきて最高にかっこいいです。ヴォーカルも全然重ねていなくてすごく聞き易いです。

Anybody There

インストの曲です。Ritchie のギターがすごく悲しく響いています。音を上手く揺らして表現しています。

Desperate Heart

ちょっとシャッフル気味の曲です。すごく変化の少ないリフですが、メロディが良く、非常にポップスな曲に仕上がっています。個人的にはギターソロがすごく好きです。クラシカルなフレーズとかがあるわけではなく、決して速弾きとはいいがたいものですが、途中のヴィフラートの使い方には感動します。

Street Of Dreams

名曲です。非常にすばらしい曲です。バラードっぽい曲ですが、Ritchie のクリーントーンがすごく悲しさを作っています。サビでもメロディラインがすばらしいだけでなく、Dave の音がすごくきれいで上手く曲の雰囲気を盛り上げています。でも、この曲では Joe の声のすばらしさところです。悲しく歌い上げています。

Drinking With The Devil

これはめちゃくちゃ激しい曲です。イントロから Ritchie が弾きまくり、Joe が叫びまくっています。やっぱりこういう激しい曲があるからこそ、全曲のようなゆったりした曲もはえているのだと思う。ドラムもなかなか激しく叩いているので、曲がぐっと盛り上がっています。

Snowman

これもインストです。こちらはどうも打ち込みみたいです。何かリコーダーのようなものが中心になっています。ロックとはいいがたいものです。

Make Your Move

むちゃくちゃ Burn のような曲です。これは Joe がイントロのフレーズを上手くうたいこなしています。サビのフレーズは Rainbow っぽくポップしています。ギターソロの手前のコーラスにはちょっと驚きました。これも速い曲です。特にギターソロはフィンガリングの速さに驚きます。