2006年8月20日
Riot / Army Of One
Ritchie Blackmore大好きギタリストMark Reale率いるアメリカのバンドの4年ぶりの新作です。アメリカのバンドながら、音はウェットでブリティッシュハードロックな曲が並んでいます。ここ最近のRiotのアルバムは曲ごとの良し悪しが激しく、クオリティとして決して高くなかったが、このアルバムでは若干聞いたことあるようなリフはあるものの、アルバムとしてのクオリティはかなり高いです。
16ビートの速いテンポの曲があり、相変わらずギターは上手いです。ヴォーカルも決してハイトーンではありませんが、なかなか歌いこなしています。Thundersteelのアルバムのような曲を期待すると肩透かしを食らってしまうかもしれませんが、ベテランバンドらしくアルバムとしての完成度は高いです。
投稿者 yoshi | 2006年8月20日00:59 | 個別リンク
2006年8月 7日
Fair Warning / Brother's Keeper
マーキー・インコーポレイティドビクター (2006/07/26)
ドイツ出身のメロディアスハードロックバンドFair Warningの復活第一弾アルバムです。オリジナルメンバーで復活!と言いたいところだが、Last Autumn's Dreamのギターは参加していないのが残念です。しかし、曲調は、以前のFair Warningらしく、メロディアスに歌い上げるヴォーカルに、ソロではスカイギターでヴァイオリンのような高音でインパクトを与えています。
地味目の曲が中心になるかな、と思っていたのですが、スピードチューンもあって期待以上のクオリティでした。音質が悪くて、ギターがエコーかコーラスのかけすぎで何がなっているかわからないのがちょっと不満でしたが、ヴォーカルの上手さはさすがですね。
投稿者 yoshi | 2006年8月 7日23:32 | 個別リンク
2006年7月 3日
Journey / Live In Houston 1981:The Escape Tour
JourneyがEscapeのアルバム発売後に行われたツアーのライブDVDです。メンバーもEscapeと同じメンバーで、このときが一番良かったのでは、と感じます。ギターのNeal SchonやキーボードのJonathan Cainのテクニックも凄いのですが、Steve Perryの歌唱力がそれを上回っています。
曲は変拍子で独特のリズムの曲が多いものの、さらりと歌いこなしているので、普通の曲に聞こえてしまうところに巧さを感じます。ヴォーカルは縦横無尽に走り回っているのですが、ほとんど息切れしないで安定した歌唱力はさすがです。ギターやキーボードのインストでのバトルを見ると、決してヴォーカルだけが凄いバンドではないことを認識できます。
投稿者 yoshi | 2006年7月 3日21:47 | 個別リンク
2006年6月26日
Angra / Rebirth
Steamhammer/SPV (2001/11/13)
売り上げランキング: 3,580
ブラジル出身のジャーマンメタルバンドの4thアルバムです。バンドの中心メンバーだったヴォーカルのAndre Matosが脱退したことにより、ほぼ解散状態だったのですが、見事に復活しました。ただ復活しただけでなく、曲そのもののクオリティがかなり高くなり、当初のクラシカルなヘヴィメタルをより強調したアルバムとなっています。
このバンドは1stは凄く好きだったのですが、アルバムを出すごとにだんだん民俗音楽っぽい音が強調されてあまり好きになれませんでした。しかし、このアルバムではストレートなヘヴィメタルな曲が並んでいて、ギターも弾きまくっています。1stよりもバンド全体としてのノリの良さが出ていて、クオリティの高いアルバムになっています。
投稿者 yoshi | 2006年6月26日23:20 | 個別リンク
2006年6月 7日
Pretty Maids / Anything Worth Doing Is Worth Overdoing
ソニーミュージックエンタテインメント (1999/02/27)
売り上げランキング: 87,998
デンマーク出身の正統派ハードロックバンドのアルバムです。このアルバム発表時、15年のキャリアを積んでいるだけあって、期待を裏切らないPretty Maidsらしい曲がずらりと並んでいます。若干ヘヴィ路線になり、ハードロック関係が好きな人には物足りない時期もありましたが、このアルバムでは思いっきりハードロックしています。
緊張感あふれる壮大なSEから、ざくざく刻むギターリフへつながるイントロで始まるこのアルバムは、1曲目から気持ちが高揚します。ざくざく刻むギターリフをバックにハイトーンで攻める曲があれば、サビではポップなPretty Maidsらしい曲や、ヴォーカルが聞かせるバラードもあり、十分に楽しむことができます。ハードロックな曲が多く、アルバムとしてもクオリティが高いです。
投稿者 yoshi | 2006年6月 7日21:20 | 個別リンク