2006年6月 5日
Europe / Wings Of Tomorrow
ギタリストJohn Norumが在籍していた北欧の代表バンドEuropeの2ndアルバムです。この後に発表されたFinal Countdownにて世界的にヒットを飛ばしたのですが、個人的にはこのアルバムの方がウェットでいかにも北欧という臭いがして好きです。ただ、この頃からヴォーカルのJoey TempestとギターのJohn Norumとの衝突のような雰囲気があり、ギター中心で行くのか、ヴォーカル中心で行くのか、迷っているようにも聞こえます。
ただ、リズム隊がしっかりしていて、バンドとしての演奏能力は高く、ギターも随所に気持ち良さそうに弾きまくっています。ヴォーカルは速い曲もスローなバラードでも伸びやかに歌い上げています。全体的に音が軽めなのが残念ですが、哀愁漂うウェットな曲は十分に堪能できます。
投稿者 yoshi | 2006年6月 5日22:13 | 個別リンク
2006年5月23日
John Norum / Face The Truth
Epic (1992-01-01)
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EuropeのギタリストであるJohn Norumのソロアルバムです。Europe、Don Dokkenでギターを弾き、実力も知名度も高いギタリストであり、今まではどちらかというと北欧らしいクラシカルなフレーズを中心としたウェットなギターというイメージでしたが、このアルバムでは北欧らしさがいい意味で抜けきり、リフを中心としたハードロックの曲を展開しています。
ヴォーカルにGlenn Hughesを迎えて作られたアルバムだけに、ブルーズ色がかなり強くなり、それをそつなくこなしているところにギタリストとしての巧さを感じます。また、Glennのヴォーカルも冴え渡り、アルバム全体としてまとまっていて、北欧という言葉から脱却しているJohn Norumのギターが聴けます。
投稿者 yoshi | 2006年5月23日00:03 | 個別リンク
2006年5月20日
木村カエラ / Circle
コロムビアミュージックエンタテインメント (2006/03/08)
元モデルで、今ではTVに映画に色々活動の幅を広げている木村カエラの2ndアルバムです。最近はサディスティックミカバンドにヴォーカルとして加入し、音楽の幅がかなり広げています。また、奥田民夫プロデュースした曲を筆頭に、岸田繁(くるり)、曾田茂一(FOE/EL-MALO/HONESTY)、高桑圭(GREAT 3/HONESTY)、堀江博久(二ール&イライザ/SINGER SONGER)、mito(クラムボン)、渡邊忍(ASPARAGUS)、吉村秀樹(bloodthirsty buchers)、田淵ひさ子(bloodthirsty buchers)も参加しています。
参加したメンバーが多いこともあり、1stよりもバラエティに富んだ曲調で、ロックのみならずエレクトリカルな雰囲気の打ち込みの曲もあります。ただ、ロック調の曲の方が合っているように感じ、アルバムそのものの印象もかなり発散しているように感じました。しかし、ロックっぽい曲の歌い方はさすがです。バンドでの歌い方は知っていますね。
投稿者 yoshi | 2006年5月20日01:11 | 個別リンク
2006年5月17日
Whitesnake / LIVE In The Still Of The Night
2004年10月20日にロンドンでのライブ映像のDVDになります。初回特典でライブ音源10曲分のCDの2枚組となっています。ギターに元Lion~Bad Moon Rising~DioのDoug Aldrichと元Winger~DokkenのReb Beachというとてつもない豪華な二人を迎えています。David Coverdaleも53才とは思えない声とステージングです。
最近はアルバムをほとんど出していないこともあり、往年のヒット曲メドレーになり、どの曲も本当に素晴らしいです。Dougはそれぞれの曲で無難に弾きこなしていましたが、もう少しDougらしいプレイも聞きたかったというのが本音ですね。Rebは相変わらず上手いです。Wingerの頃から考えると風貌は怪しくなっていますが(^^;)、プレイは全然変わっていません。
一曲目のBurnの間にStombringerをワンフレーズほど歌っているところがファンが何を求めているかをよくわかっています。
投稿者 yoshi | 2006年5月17日00:38 | 個別リンク
2006年5月10日
Astral Doors / Astralism
Locomotive Music (2006/05/09)
正統派ブリティッシュハードロックバンドの3rdアルバムです。最近では本当に珍しい正統派のハードロックで、8ビートの曲にザックザックと歪んでいるギターのリフをバックに、ヴォーカルが雄たけびに似た声で歌い上げています。このバンドのヴォーカルは本当に熱唱型で存在感がものすごくあります。
曲も古き良きハードロックを展開しています。時折Rainbowっぽいフレーズが出てきて、思わず微笑んでしまいます。バラードっぽい曲もほとんどないので、ちょっと飽きてしまうかもしれませんが、バックの演奏のレベルも高いので聞き応えは十分にあります。
投稿者 yoshi | 2006年5月10日21:30 | 個別リンク