2006年5月 9日
Black Sabbath / Born Again
Sanctuary Midline (2004/10/25)
売り上げランキング: 169,976
Ronnie James Dio脱退後、元Deep PurpleのIan Gillanをヴォーカルに迎えて作られたアルバムです。Dioの頃はOzzyがヴォーカルの頃よりもリフを重視し、フックの聞いたメロディを表にしたどちらかと言うと正統派様式美路線でしたが、このアルバムではダークな部分が強調され、重く暗いメロディが中心となっております。
Ian Gillanの雄たけびやシャウトをフューチャーした曲も多く、それがより一層暗さや怖さを引き立てています。録音状態が悪いやメロディやリフ重視の曲ではないので、当時の評価は悪かったとありますが、録音状態も気になるほど悪くなく、曲もある意味、Black Sabbathっぽい暗さを強調しているため、アルバムのクオリティは高いです。
投稿者 yoshi | 2006年5月 9日00:17 | 個別リンク
2006年4月16日
Last Autumn's Dream / Winter In Paradise
マーキー・インコーポレイティドビクター (2005/12/16)
メロディアスハードロックバンドの3rdアルバムです。元Fair WarningのギタリストAndi MalecekとソロシンガーMikael Erlandssonが中心となって作られたバンドです。1年に1枚のハイペースで作られているアルバムですが、楽曲の質が高く、バンドとしてのサウンドも確立できたかのようなサウンドになっています。
前作より加入したベースとドラムがこのバンドに非常にマッチし、安定感が出てきたように感じます。曲は今までの路線と変わらずメロディが爽やかで、北欧特有のどこか物悲しい部分もあり、聞き応えが十分にあります。Mikael Erlandssonのソロ時代の曲もカバーしていて、テンポが速くなり、バンドサウンドっぽいアレンジとなっています。
投稿者 yoshi | 2006年4月16日00:50 | 個別リンク
2006年4月10日
Deep Purple / Fireball
ワーナーミュージック・ジャパン (2006/02/22)
In Rockの後に作られたアルバムで、いわゆる第二期の黄金時代のアルバムです。In Rockでハードロックバンドに変貌したDeep Purpleはそのまま勢いにのって、このアルバムが作られました。ただ、In Rockやこの後に発売されるMachine Headと比較すると、全体的に曲は小粒で地味なイメージはあります。
ただ、勢いやテンションはかなり高いレベルを保ったまま作られているため、聞き応えは十分にあります。タイトル曲のFireballはギターやキーボード以上にドラムがかなり激しく叩いています。このテンションの高さは尋常じゃないです。
投稿者 yoshi | 2006年4月10日22:04 | 個別リンク
2006年4月 5日
Radioactive / Taken
スウェーデン出身のギタリストTommy Denanderが中心のプロジェクトバンドの3rdアルバムです。北欧やアメリカ西海岸でのメロディアスロックのプロデューサーとしても有名であり、曲も良質なメロディアスハードロックを展開しています。ギターサウンドとフックのあるメロディが印象的なアルバムです。
参加アーティストも豪華でヴォーカルに元MSGのGary Barden、Night RangerのKelly Keagy、Last Autumn's DreamのMichael Erlandsson、Bobby Kimball、ギターにTOTOのSteve Lukather、元KissのBruce Kulick、JourneyのNeil Schon、Yngwie Malmsteenなどなどかなり豪華なメンバーが参加しています。これらのメンバーが個性を出して曲を盛り上げています。
投稿者 yoshi | 2006年4月 5日23:00 | 個別リンク
2006年4月 1日
Helloween / Keeper Of The Seven Keys - The Legacy
ビクターエンタテインメント (2005/10/31)
売り上げランキング: 654
ドイツの元祖ジャーマンメタルバンドHelloweenの2枚組アルバムです。かつての大ヒットアルバムのKeeper Of The Seven Keysのタイトルをそのまま使っています。最近のHelloweenは一時のヘヴィ路線から以前のメロディアスでスピードがあるメタルへと戻りつつあるような曲が多く感じましたが、今回はアルバムタイトルからも原点回帰を強く感じます。
曲調ですが、かなりクオリティが高く、ギターも結構弾きまくっています。一曲10分強の長い曲もありますが、それほど長さが気にならないほどです。さすがにKeeper Of The Seven Keysと比較すると、そこまでのインパクトはありませんが、こちらはこちらで今のHelloweenとして十分に存在感をアピールするアルバムです。
投稿者 yoshi | 2006年4月 1日18:03 | 個別リンク